OpenAIが開発した人工知能エンジンGPT-4がCopilot(旧Bing Chat)で無料利用することができますが、Windows11の大型アップデート(23h2)によりWindowsデスクトップでもCopilotの利用が可能となりました。更にMicrosoftアカウントにログインすることにより双方(Web版とデスクトップ版)のチャット履歴をそれぞれ連動された状態で確認することが可能!
今回は履歴を利用する上での前提条件から具体的にどのように連携され表示されるのかについて確認していこうと思います。
Copilot(旧Bing Chat)の利用方法は大きく3つある
- ブラウザからBing.comへアクセス
- EdgeブラウザのサイドバーからBing Chatを呼び出す
- Windows11のデスクトップ画面上に呼び出す
Copilotを利用するにはブラウザでBing.comからアクセスまたはEdgeブラウザのサイドバーから呼び出す必要がありましたが、Windows11のデスクトップ上にキーボードショートカットキー「Win + C」で簡単に呼び出すことができるため瞬時に高機能(GPT4)なAIチャットを利用することができるようになりました。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
BingAI(GPT4)の使い方は?Chat-GPTと比較!根本的に違うのはここ!
この3つの中で履歴管理の確認はそれぞれの画面で確認することが可能ですが少し分かりにくい。それでは履歴管理するための前提条件をみていきましょう。
Copilotの履歴管理についての条件
これはWindowsのCopilotに関する情報ですが、最も確認すべき点としてMicrosoftアカウントを使用していること。
これはWindowsであればデバイスのサインインではローカルアカウントでは無くMicrosoftアカウントであること。Web版(Edge含む)でも同様にサインインしていることが条件となります。
それぞれのチャット履歴はこのアカウントに連動して横断的に利用した場合も各使用履歴が一元管理されているようです。
Copilotのチャット履歴はどこで確認する?
WindowsとEdgeのサイドバーでは「チャット履歴アイコン」。Bing.comでは画面の右側に常時表示された状態となります。
それではそれぞれ確認していきましょう。
Windows Copilotの履歴確認方法
「チャット履歴アイコン」(アナログ時計マーク)をクリック
この様に「最近のアクティビティ」として最新のチャット履歴から表示されます。
Edgeサイドバー(Copilot)のチャット履歴確認方法)
Edgeブラウザの画面右上のCopilotアイコンをクリックするとサイドバーが表示されます。
表示後は「チャット履歴アイコン」をクリック
するとWindowsのCopilotと同様に「最近のアクティビティ」が表示されます。
前提としてはEdgeブラウザでMicrosoftアカウントにログイン状態であること。
Bing.comのチャット履歴表示方法
Bing.comへアクセスすると画面右側に「最近のアクティビティ」が表示されます。
前提としてはEdgeブラウザでMicrosoftアカウントにログイン状態であること。
Copilotの履歴機能でできること
- 履歴タイトルの編集
- 履歴の削除
- 過去のチャットの続きの会話ができる
私が確認した限りでは主に上記3点です。
タイトルの編集は残しておきたいけど名前が類似している履歴について編集するケースはありますが、どちらかというと削除したり会話の続きを行うケースが多い印象です。
Copilotのチャット履歴を使ってみた所感
チャット履歴を使ってみたメリットは以下の通り
- 過去のプロンプトの再利用や参考として使える
- 30個以上の履歴を管理してくれるのでありがたい
- Web版とWindowsのデスクトップ版でCopilotを利用しても履歴が一元管理されているので混乱しない
ChatGPTでも履歴はありましたが過去に利用したプロンプト(入力文章)を再利用や参考にしたいケースでは非常に便利です。
WindowsのCopilotはプレビュー版としてまだ試運転段階ですが最初のプロンプトが時々消えてしまっていたり、Bing Image Creatorを活用して画像生成を指示して作成してもらった画像自体のサムネイルが表示されていなかったりと痒い点はありました。
Microsoft Windows Copilot (AI機能搭載)の使い方を解説(機能一覧)
無料でGPT-4の人工知能エンジンによるAIとのチャットが利用でき且つ最新画像生成AIのDALL-E3による画像生成ができることに非常にメリットを感じるケースが多々あります。
ちょっとしたことの調べものなどはブラウザを開く→検索→検索結果を探す→最適と感じたサイトへアクセス→知りたい情報をキャッチ。
この流れが「Win + C」でCopilotを呼び出す→聞く→回答のわずか2ステップとなる恩恵ははかり知りません!
是非みなさんも活用してみてください。
Windows in Copilotチャット(AI搭載)機能活用 |Windows設定変更編
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