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Microsoft PC Managerの無料導入から使い方を解説!

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マイクロソフトPCマネージャー

エンジニア歴10年のInfoboxです。

Microsoft PC Managerを使うと簡単にWindowsを最適(軽量)化することができます!

Windows10/11を利用していて動作が重たい場合やストレージが圧迫してきた際など、
メモリ解放やストレージ解放を行うことで改善されるケースがあります。今回ご紹介するアプリはMicroSoftが公式で公開している「Microsoft PC Manager」アプリ。中国でテストを実施していたことから元々は中国語のみ対応でしたが英語版も対応(2023/8/25時点でver3.1.1.0では自動的に日本語化対応済を確認)することになったベータ版ではありますが、

イメージとしてCCleanerや他のPCオプティマイザー等の最適化(PCを軽くする)ツールに似ています。不要なファイルやレジストリキーを削除するのではなく一時ファイルを消去し、メモリを解放することによって、コンピュータの性能を高めるように設計されています。

より低スペックのノートパソコンやPCをターゲットにしているためPCの挙動が重く感じる場合にはこのツールを試してみる価値はあります。


マイクロソフトの「Microsoft  PC Manager」(ベータ版)アプリは、基本的なコンピュータのメンテナンスのための一元管理を提供し、ワンクリックでデバイスを高速化することを目的としています。その機能の多くは、他のWindows内蔵ツールにすでに存在しているが、このアプリは、すべてを1つの便利な場所にまとめている非常に魅力的なアプリです。

Microsoft PC Managerとは?使い方と機能の解説

「PC Manager」(PCマネージャー)とは主に以下の機能を1元的に管理することができるアプリです。

  • 使用していないメモリ領域のクリーンアップ
  • 不要なファイルの削除
  • プロセスの終了
  • パソコンのヘルスチェック
  • ストレージ管理
  • スタートアップ管理
  • ブラウザの保護機能

Microsoft PC Managerアプリのインストール方法と設定手順

「PC Manager」アプリのインストール手順は以下の通りです。

  1. PC Manager」ダウンロード画面を開き「ダウンロード」をクリック
  2. ダウンロードした「MSPCManagerSetup.exe」をダブルクリック
  3. インストール画面左下「I accept」にチェックし[Install」ボタンをクリック
  4. [Installation Complete]画面が表示されれば完了
  5. [Lunch Now]をクリックしアプリ起動
  6.  

↓1. ダウンロードをクリック

Microsoft_PCマネージャーダウンロード
Microsoft公式 PC Managerダウンロードページ

↓2.「MSPCManagerSetup.exe」をダブルクリック

Microsoft_PCマネージャーexe

↓3.インストール画面左下「I accept」にチェックし[Install」ボタンをクリック

Microsoft_PCマネージャーインストール11
Microsoft_PCマネージャーインストール22

ダウンロード時間は1分程度

Microsoft_PCマネージャーインストール3

↓3,4 [Installation Complete]を確認し[Lunch Now]をクリックしアプリ起動

Microsoft_PCマネージャーインストール44

インストール後の初回起動後の画面

Microsoft_PCマネージャーインストール後初期画面

メモリ解放とクリーンアップの使い方(実行前後比較動画あり)

Microsoft_PCManagerBoost

メモリ解放と一時ファイル削除については[Boost]ボタンをクリック。
私のPCの実際の実行結果は以下の通りとなりました。メモリは約25%程解放され一時ファイルについては1.9GB分が削除されたことによりストレージも解放された状態となりました。実行時間も一瞬でした。

実行前:メモリ87% / 一時ファイル1.9GB
実行後:メモリ61% / 一時ファイル0KB

PCのヘルスチェック(ウィルスチェック)の使い方

Microsoft_PCManagerヘルスチェック

 

ヘルスチェックは主に以下の内容をチェックします。

  • Items to cleanup(クリーンアップするファイル等の項目)
  • Viruses(ウイルスチェック)
  • Potential issues(潜在的な問題 例 規定ブラウザの保護設定等)
  • Startup apps to disable(無効化するスタートアップアプリ)

ヘルスチェック手順は以下の通り

1.[Health check]をクリックし健康状態をチェック

マイクロソフトPCマネージャーヘルスチェック

 

2. [Select actions to proceed]画面で任意の項目にチェックを入れる

Microsoft_PCmanager_ヘルスチェック前

 

3. [Proceed]クリックで実行

[Health check completed]画面で各項目に対し[completed]と表示されていればヘルスチェックによる改善対応が完了となる。

[Done]で元の画面へ戻ります。

Microsoft_PCmanager_ヘルスチェック後

スタートアップアプリの無効化

スタートアップアプリの無効化

スタートアップ アプリとはWindowsが起動後に自動的にバックグラウンドでアプリが起動する機能です。

利用頻度の高いアプリは自動起動のままでも良いですが不要なアプリについてはオフ設定に変更することで無駄なリソースによるメモリ消費を抑えることができます。

どのアプリをオフにすれば良いか分からない!

と言った方は「自身でインストールしたアプリ」を対象にオン/オフの判断をして頂ければ不用意にセキュリティやOSに影響を及ぼすリスクはなくなります。

 

1点注意点としてこの「Microsoft PC Manager」アプリはインストール後はスタートアップの設定がオンの状態となっています。

pcmanager_メモリリソース率

キャプチャでも分かりますがバックグラウンドで動いた状態で140MB程のメモリを消費していることが分かります。

このアプリのスタートアップをオフにしたい場合、
私のPC Managerアプリではリストに表示されていなかったため以下の通り「タスクマネージャー > スタートアップ アプリ > MSPCManager.exe」を右クリック→無効化をクリックでオフ設定にしました。

タスクマネージャースタートアップ

また、
ベータ版が理由なのかは不明ですがこのアプリを×ボタンにより終了後もバックグラウンドのプロセスは動いた状態となっています。
この場合はタスクマネージャーのプロセスから「タスクの終了」をしてあげることで無駄なメモリ消費を抑えることができます。

この辺りは今後のアップデートに期待したいですね。

PC ManagerヘルスチェックでFailedエラー

Microsoft_PCmanager_ヘルスチェックエラー実行前
Microsoft_PCmanager_ヘルスチェックエラー実行後

 

上記画像の通り[Potential issues]で[Reset default browser to Edge]にチェックを入れた状態で[Proceed]実行すると[Failed]エラーとなってしまった。
他の記事を参照すると[Reset default browser to Edge]と表示されている箇所が[Protect default browser]となっていることからも規定ブラウザの保護機能に関する内容と思うが、規定のブラウザをChromeからEdgeに変更後も表示のエラーも変わらない状態となった。

この辺りがベータ版であることの影響と思われるがチェックを入れなければエラーも起ないことや影響も小さいため深追いはせず様子見とさせてもらいます。

ストーレジ管理の使い方

マイクロソフトPCマネージャーストレージ管理

ストレージ管理は主に以下の内容をチェックします。

  • Deep cleanup(ディープクリーンアップ Cドライブ内のクリーンアップと同等の機能)
  • Manage large files(大容量ファイルの管理 エスプローラから特定容量以上のファイルを検索)
  • Manage apps(アプリの管理 設定の[インストールされているアプリ]を表示)
  • Storage sense(ストレージセンス 設定の[ストレージセンサー]を表示)

ストレージ管理は初期画面から[Strage management]をクリックし上記の各項目の通り各設定画面等から実施することができるストレージ関連の機能を一元的に扱うことでストレージの整理を行うことができる。

Microsoft_PCManagerストレージ管理

プロセスの管理方法の使い方

Microsoft_PCmanager_プロセス管理

プロセス管理は起動中の不要なプロセスを切断させることにより不要なメモリリソースの解放を行うことが可能です。タスクマネージャーのプロセス機能でも同様に切断することは可能ですが、一番の違いとしてはUIも見やすくユーザが利用しているアプリに対するプロセスを表示してくれており、Windows OSによって動いているプロセスを誤って切断するリスクが低いことが特徴です。
プロセス管理の利用方法は以下の通りです。

1.[Process management]をクリック

2.任意の不要なアプリに対し[end]を選択しポップアップ画面に[End]をクリック

プロセスを切断するアプリか否かの判断材料として実際に利用しているアプリも表示されているため誤って切断してしまうとそのアプリが終了してしまいます。
ユーザ目線でアプリを利用していないがバックグラウンドで待機中の状態で利用予定の無いアプリの場合はプロセスを切断しても良いと判断するのが安全です。

Microsoft_PCmanager_プロセス管理2

使用例

Microsoft_PCManagerプロセス管理

スタートアップの管理の使い方

Windows OS起動後に自動で起動するアプリのON/OFFを管理する機能です。
例えばOneDrive等のアプリはバックグラウンドで稼働し続けますが利用していないユーザの場合は不要の機能となるためOFFにすることをおススメします。
利用方法は以下の通りです。

Microsoft_PCmanager_スタートアップ管理

1.[Startup apps]をクリック

2. 自動起動が不要なアプリに対しラジオボタンを[Off]に設定

Microsoft_PCmanager_スタートアップ管理2

設定後はWindows OS再起動後から有効となります。

Microsoft PC Managerを使ったユーザの評判は?

サードパーティー製の最適化アプリと比較して安全面はどうなのか。
利用したユーザの評価はどうだったのか。
詳細については以下の記事でまとめています。

Microsoft PC Managerの安全性は?評判はどうなの?
Windows11の高速化ツール「Microsoft PC Manager」はメモリ解放やキャッシュクリア等のWindows11で搭載された標準機能を一元管理したツールですが、安全性が高い理由やガジェット好き、IT知識高め、ゲーム開発者などのユーザからの意見もまとめました。

Windows11 パフォーマンスの高速化設定について

PCマネージャーはメモリやストレージの解放からウィルスチェックを含めWindowsの各機能を一元的に管理することができるため非常に便利なアプリです。まだベータ版のため本運用するにはまだ早いですが、今後本リリースされることが予測され、他のフリーソフトと比較した際のセキュリティ面での安心感やメンテナンス性(アップデート)による向上も期待できます。レジストリ操作等の高度なメンテナンスは行わず、既存のWindows OSに搭載された機能を使用しているためPCの挙動がおかしくなるリスクも低いためPCを軽くしたい等の目的で使い方次第では非常に丁度良いツールです。

アプリ終了後もバックグラウンドでプロセスが動いた状態で結構なメモリ消費をしてしまう所については今後のアップデートに期待したい所です。

Q
日本語版はありますか?
A
あります。2023/8/25時点の最新ver3.1.1.0であれば自動的に日本語化されます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

Microsoft PC Manager日本語版(ver3.1.1.0)がついに公開!
Microsoft PC Managerが2023/8/24に公開したver3.1.1.0にて日本語版を利用することができるようになりました。アップグレードやバージョンの確認方法について詳しく記事内で説明していきます。

その他Windows10/11のパフォーマンスを最大限に発揮させる方法や軽量化の方法として以下の記事で詳しく紹介していますので是非参考にしてください。

https://info-boxes.net/2021/11/02/windows11_performance/

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