2024年5月9日にDiscode(Microsoft PC Manager公式)にて言語設定で「日本語」の追加が発表されました。今更(2025年2月頃)ではありますが、
2023年頃まではベータ版として利用していましたが正式リリースされたこともあり、
PC Managerってそもそも何?どんな機能があるの?インストールする必要ある?そんな疑問を消化できるよう網羅的にこの記事でまとめることにしました。
以前ベータ版で日本語版が出た際の記事は↓ですが言語設定可能となったのは歓喜に値しますね!
Microsoft PC Manager日本語版(ver3.1.1.0)がついに公開!
PC Managerとは?
静かで信頼性の高い方法で PC を保護します。Microsoft PC Manager は、世界中のユーザーを対象に正式にリリースされたデスクトップ セキュリティ ツールです。Windows ウイルス対策エンジンを統合し、コンピューター保護システムを包括的に構築します。Microsoft PC Manager は、シンプルさ、流暢さ、ネイティブに近い、効率的で安全、邪魔にならない純粋さという 4 つの製品コンセプトを順守しています。ユーザーの悩みに基づいて、コンピューターの問題をワンストップで解決するソリューションを提供し、悪意のあるシステムの改ざん、コンピューターのスペース不足、システムの遅延、過剰なポップアップ広告などの問題に対処し、ユーザーにネイティブの Windows システム エクスペリエンスを提供します。
引用:公式YouTube概要
公式の説明ですと言い回しが非常に分かりにくいですが、
一言でいえば「(MS公式だから)信頼性が高いPCのパフォ改善(メモリ解放、キャッシュクリア)やストレージ整理(不要ファイル整理)を簡単に行えるシンプルなツール」
ひと昔前(Windows8頃)まではPCのパフォーマンス劣化時はサードパーティ製のメモリ解放機能を利用したり「ディスクのクリーンアップ」を手動実行したり、
場合によってはPC再起動も選択肢に含まれていましたが、
そんな時にこのツールを利用することで瞬時にお悩み改善してくれちゃう可能性が高い!
信頼性が高いと言った理由として、
基本的にWindowsのOSに含まれている機能をツール化によりシンプルに集約してくれているだけなのでレジストリ操作等の変な動きを疑う心配もありません!
↓主な機能
- PC ブースト: メモリ解放→PC のパフォーマンス向上
- ストレージ管理: キャッシュやサイズの大きい不要ファイルの整理
- ウイルス対策スキャン: Microsoft Defender ウイルス エンジンを利用して、未知のリスクを識別し、コンピューターのセキュリティを確保します。
- ヘルス チェック: 問題をすばやく見つけて修正、ワンクリックで脅威をスキャンして除去
- ツールボックス: 便利なツール群
PC Managerをインストールすべきかどうか
前述の機能紹介でお分かりいただけたと思いますがMicrosoftの公式ツールで信頼性も高く非常に便利なツールです。
1年以上利用している私の感想となってしまいますが、
メリットの方が大きくデメリットは今のところあまり感じていません。
強いて言えばツール起動中のメモリ消費によるリソース枯渇程度でしょうか(とは言え100MB程度滞留)。
常時起動しつつ利用しても良いですが利用時のみツール起動→利用完了後にプロセスを完全に切ってしまえば無駄なメモリ消費による懸念も無いので問題ありません。
この後にご紹介するインストール手順や各機能を見た上で判断すれば良いかと思いますが、
個人的な意見としてマルチタスクが多く頻繁にパフォーマンス劣化(重くなる)やストレージ枯渇に懸念がある方については即導入をおすすめします。
特に気にせずにサクサクPCも動いているのであれば無理に入れる必要性も無いですね。
PC Managerを日本語でインストールする手順ガイド
PC ManagerはwebとMicrosoft Storeの2箇所(以下参照)からインストール可能となっています。
日本語版のインストーラーダウンロードページ
https://apps.microsoft.com/detail/9pm860492szd?hl=ja-jp&gl=US
Microsoft Storeからインストール
以前のベータ版の頃はweb経由とStore経由で若干バージョンが異なっていたケースもありましたが、
正式リリースも終えているためどちらからでもインストール可能です。
インストール手順の紹介としてはStore経由での流れをご紹介します。
PC Managerのインストール手順
①以下[Microsoft PC Manager]インストールサイトへアクセス→「Microsoft Storeで見る」をクリック
② Microsoft Storeウィンドウ(以下画面)が開く→「インストール」をクリック
↓
③「開く」をクリック
↓ 以下画面が表示されたらインストール完了
言語設定 | 日本語の設定手順
万が一インストール後の言語設定が日本語以外となっていた場合は以下の手順で言語設定変更により日本語に設定することができます。
①設定(setting) > 全般設定(General settings) > 言語(Language) →「日本語」を選択
②「PC Managerの再起動(Restart PC Manager」をクリック
③再起動後/言語が日本語になっていることを確認→完了
バージョン情報の確認
2025/2/19時点のバージョンは3.15.7.0
※本記事内の情報と異なる点についてはバージョンが異なる可能性が高いのでご注意ください
PC Managerの各機能紹介
冒頭でも主な機能についてはご紹介しましたが、
各機能単位で実際の利用シーンをイメージしながら使用感を見ていきましょう。
ホーム(PCブースト、正常性チェック、プロセス、クリーンアップ、起動)
メモリ解放/キャッシュクリアを瞬時に実行
どんな時に使う?
→PCが重い、実行した処理が終わらない、もっとサクサク動いて欲しい時
一時ファイルやシステムログ等の不要ファイルのクリーンアップ
どんな時に使う?
→ストレージ枯渇、パフォーマンス劣化時
実行中プロセス(アプリ)の確認/切断
どんな時に使う?
→アプリがフリーズしてしまった際のプロセス切断
タスクマネージャーからの操作と同等の機能
一時ファイルやシステムログ、各アプリ内の一時ファイル等の詳細な不要ファイルのクリーンアップ(正常性チェックの詳細版のイメージ)
どんな時に使う?
→ストレージ枯渇、パフォーマンス劣化時
スタートアップアプリの設定
どんな時に使う?
PC起動に時間がかかる、PCが重い(不要なアプリ起動を減らしたい)
※タスクマネージャーにある機能と同等だがPC Managerツール自体の自動起動設定は「設定>全般設定」にてOn/Off設定可能
保護
数分/数秒程度で完了となります。

基本的にこのツールのほとんどはこの様に既にある(よく使う)機能が集約されているためアクセスの利便性が向上したイメージでしょうか。
記憶域
「詳細クリーンアップ」については「ホーム」内にある機能と同じです。
どちらからもアクセスできるよう設計されているようですね。
その他の機能は「ストレージの整理」を目的としているため、
ストレージが枯渇しそうになった際の不要なファイル整理の際に活躍しそうな機能が並んでいます。
アプリ
「処理の管理」については「ホーム>プロセス」の機能と同じですね!
この辺りは名称が異なるだけで同じ機能なのでいずれ統一される可能性もありそうですが一旦は気にせずいきましょう(笑)
「スタートアップアプリ」についても「ホーム>起動」の機能と同じです!
その他の機能は不要なアプリを整理する際に活躍しそうですが設定>アプリからも確認は可能なので利用頻度としては少なそうですし、
実際私はほとんど利用したことがありませんのでサポート機能として捉えていただければOKです。
ツールボックス
これは完全にWindowsの標準アプリの中で利用頻度の高そうなツール群をまとめた内容となっています。
カスタマイズ性もあるためWindowのタスクバーでは整理しきれなかったり、
PC Managerを常駐起動して利用される方は活用してみるのもありですね!
私はタスクバー内で完結させちゃってますが・・・
PC Managerをベータ版の頃から2年近く使ってみた感想
昨今ではWindows10も終焉間近となりWindows11の時代が到来している中、
メモリ消費がどのアプリでも高くなりPCのスペックもある程度アップグレードしたものでなければ耐えられなくなってきました。
そんな時代だからこそ!
瞬時に安心してメモリ解放できるツールを求めていました。
Webで検索すると様々なサードパーティ製のツールはでてきますが、
怪しさ満載だったりレジストリ破損によってOS起動できなくなった!なんてことがあったら全然笑えませんからね・・
そんな時にMicrosoftさんが公式でこのツールを出してくれたのは非常に嬉しい!
基本的にブースト(メモリ解放/キャッシュクリア)の利用頻度が最も高く、
他の機能は時々触ってみる程度でしたが、
この「ブースト」機能だけでインストールした価値があると思っています。
高スペックのPCをお持ちの方であれば不要ですが、
気づいたらもっさりしている。もう少しサクサク動かしたい!なんて方は是非試してみてください!
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