こんにちは!エンジニア歴10年のINFOBOXです。
非常に話題となっているChatGPT(チャットGPT)。
ChatGPTはMicroSoftやイーロン・マスクさんが巨額の投資をしているOpenAI社が開発した人工知能(AI)の一種。
自然言語処理技術を用いて、人との対話を通じてコミュニケーションをすることができます。
英語で開発されたため精度が高いのは英語ですが、
日本語での質問や会話に対応することも十分可能です。
それではChatGPTの始め方から使い方。日本語として活用するテクニックなどを詳しく解説していきます。
その前にChatGPTで知っておきたい前提知識
- チャット形式のため前の会話の流れに続く会話が可能(自然な会話に近い)
- 2021年以降の世界と出来事に関する限られた知識は無い(2021年までの情報から学習)
- 誤った情報をそれっぽい言い回しで回答する場合がある(ソース元が無い)
- 回答の途中で止まってしまう場合やエラーも起きやすい
- 精度は日本語より英語の方が高い
- 個人情報や機密情報を入力しない!(プライバシーとセキュリティの観点)
- 不適切な要求には回答できない(政治や宗教に関する見解、ハッキング等悪意のあるもの)
ChatGPTの始め方(PC/スマートフォン)
ChatGPTはインターネット上に公開されているWebアプリケーションです。
そのためChatGPTのアカウントさえ作成してしまえば、
PC(Windows/Mac)やiPhone/Androidスマートフォンのブラウザ(Edge/google Chrome/Safari等)から過去のチャット履歴も保存された状態で利用することができます。
注意すべき点としてPCへダウンロードしたり、iPhone等のスマートフォンアプリでOpenAIが公式で作成したアプリは存在しません(2023/4/14時点)。
ChatGPTアカウント作成で必要なのは「メールアドレス」と「電話番号」のみ
ChatGPTの始め方9ステップ(アカウント作成手順)
① ブラウザで「ChatGPT公式サイト」へアクセスし「Sing up」をクリック
② Emailアドレスを入力し認証する(googleやMicrosoftアカウントはor以下)
③ ユーザ名と誕生日を入力(ニックネームでOK)し「Continue」をクリック
④ 電話番号を入力し「Send code」をクリック(6桁認証用コードが携帯へ通知されます)
⑦ ⑥で登録した電話番号の携帯に通知された6桁の認証コードを入力
↓ 認証コードを入力
⑧ 以下の通りChatGPTのイントロダクションが表示されるので「Next」をクリックし読み進めます。(英語のため以下翻訳を載せておきます)
イントロダクションではChatGPTを利用する上での注意事項も書かれていますので、
英語が読めない方は是非以下翻訳の内容を確認してください。
翻訳
こちらは自由研究のプレビューです。
外部からのフィードバックを得ることで、システムの改善や安全性の向上につなげることを目的としています。
安全策を講じていますが、システムは時として不正確な情報や誤解を招く情報を生成したり、不快な内容や偏った内容を生成することがあります。また、アドバイスをすることを目的としたものではありません。
翻訳
データ収集の方法
会話は、当社のAIトレーナーがシステム改善のために確認することがあります。
会話の中で、機密情報を共有しないようにしてください。
翻訳
ぜひ、ご意見をお聞かせください!
本システムは対話に最適化されています。特定の回答が良かったか、役に立たなかったか、お知らせください。
私たちのDiscordサーバーでフィードバックを共有することができます。
⑨ 以下画面が表示されれば新規アカウント作成完了!
ChatGPT の画面カスタマイズ(ダークモード)
ChatGPTのチャット画面は白を基調としていますが、
場合によっては眩しすぎる場合や単純にダークモードの方がかっこいい!
と言った理由でどちらのモードもすぐに切り替えが可能です。
① ログイン後の画面左下の「Settings」をクリック
② 「Settings」ポップアップ画面が表示されるので「Dark mode」のラジオボタンをON(画面右の状態)
③ 右上の「×」ボタンをクリックしダークモード変更後の画面を確認
ChatGPTの英語表記を日本語化する方法
基本的には英語のサイトなので慣れていない方は使いにくと感じる方もいますよね。
(私も英語は全くできません)
基本的な機能としてはチャットとチャット履歴の2つと言った非常にシンプルな構成なので、
慣れてくれば英語表記でも問題無いと思いますが、
サイト上の英語表記をブラウザの翻訳機能を利用して日本語化させる方法をご紹介します。
ただし、チャットで質問する際はブラウザの翻訳機能を「日本語」では無く「英語(原語)」で質問しないとエラーとなる場合があるので注意!
Edgeブラウザの翻訳機能でChatGPTサイトを日本語化する方法
「ChatGPTサイト」を開きブラウザ上で右クリック→「日本語に翻訳」をクリック
↓ 日本語化された画面
ブラウザの翻訳機能でChatGPTサイトを日本語化する方法
「ChatGPTサイト」を開きブラウザ上で右クリック→「日本語に翻訳」をクリック
↓ 日本語化された画面(chat履歴があるためマスクしました)
ChatGPTの使い方(日本語)
ChatGPTの新規アカウント発行が無事にできましたね!
では早速ですが使い方について説明していきます。
使い方は赤枠のチャット入力ボックスに日本語で質問するだけ!
ChatGPTは英語で開発されていますが日本語を含めた英語以外の言語もチャット欄に入力するだけで、自動で入力した言語で返答してくれます。
正し精度としては英語入力よりも低く、ChatGPTが質問の内容を理解してくない。エラーが返ってくる等の課題もまだまだ多いようですので念頭に入れておく必要がありますね。
「ChatGPTは日本語も対応しているの?」と質問してみた
日本語と英語どちらで質問した方が精度が高い?
ChatGPTの回答
GPT-3.5のモデルは、英語に対してはより高い精度を持っています。これは、モデルの訓練データが主に英語であるためです。そのため、英語での質問に対してはより正確な回答を期待できるでしょう。
一方で、日本語については、英語ほどの精度を持っていないかもしれません。日本語の質問に対しても一定の回答を生成できますが、英語に比べると誤解釈や誤った情報を生成する可能性があることに注意が必要です。
したがって、回答の精度を重視する場合には、英語で質問することをお勧めします。ただし、日本語での質問も可能ですが、回答の正確さについては英語に比べて注意が必要です。
もう一度同じ質問をしてみた
ChatGPTは日本語と英語の両方に対応していますが、回答の精度については言語による差はありません。GPT-3.5モデルは、大量のテキストデータを学習していますが、その学習データには日本語と英語の両方の文書が含まれています。
ただし、回答の精度は質問の内容や形式、言語のニュアンスによっても異なる場合があります。例えば、英語での質問に対しては英語の情報源に基づいた回答が提供されるため、英語の情報に関してはより正確な情報が得られる傾向があります。一方で、日本語での質問に対しては日本語の情報源に基づいた回答が提供されますので、日本語の情報に関してはより正確な情報が得られる傾向があります。
質問の内容によって適切な言語を選ぶと良いでしょう。また、同じ質問を英語と日本語の両方で試してみることで、より確実な情報を得ることができるかもしれません。
この様に同じ質問をした場合でもどっちつかずな回答となりました。
実際どっちなの?
英語圏で作成されたツールですが学習データは様々な言語のデータも含まれていることも事実です。
どちらが精度が高いのか・・・質問の内容(情報源)による可能性が高そうですね。
迷われていいる方は実際に日本語と英語で同じ質問をした際に精度の高い方を選択する等、
色々と試してみるのもよいでしょう。
日本語にならない場合やエラーの対処法
ChatGPTの回答
もし回答が英語になってしまった場合、以下のような方法を試してみることができます。
- 日本語で再質問する: 英語の回答に対して、日本語で再度質問を行ってみます。例えば、「日本語でお答えください」というように明確に日本語を指定すると、日本語での回答を期待できます。
- 質問の言語を指定する: 質問の最初に、明示的に「日本語で質問します」というように言語を指定することで、日本語での回答を促すことができます。
- 質問を簡潔にする: 質問を簡潔にし、不要な情報を省くことで、モデルに対して明確な日本語の質問を与えることができます。
- 追加の文脈を提供する: もし質問がモデルにとって曖昧である場合、質問に対する追加の文脈を提供することで、回答の精度を向上させることができます。
これらの方法を試してみても、回答が英語のままである場合には、もう少し明確な日本語での質問を行うか、別の言語モデルを使用するなどの方法を考慮することもできます。
時々日本語で質問しても英語で回答が返ってくる場合があります。
その場合は上記で書かれている通り「日本語で回答して」とチャットの続きで質問したり、
最初の質問の際に「日本語で回答して」と明示的に条件を付け加えてあげることで回答の精度が高まります(英語で回答される可能性が低くなります)。
途中で回答が止まってしまった場合
例えば「〇〇に関して3,000文字程度の文章を書いて」などとお願いした場合、
ChatGPTは一生懸命回答してくれるのですが、
途中で止まってしまう場合が結構あります。
その場合は「続きを書いて」「続き」と質問してあげたり、
止まってしまった最後の文章をコピペしてチャット欄に入れてEnterすると止まってしまった箇所の途中から再開してくれます。
エラーが表示された場合の対処法
ChatGPTは一般公開されましたが全世界で利用者も多く、
サーバ負荷等により時々エラーとなる場合があります。
そんな時の対象法は以下の通りです。
ChatGPTをより高い精度で使うテクニックとは
ChatGPTを活用する上でより精度の高い回答を得るためにはいくつかのテクニックが必要です。
■ChatGPTへ質問する際のテクニック
チャット欄は一般的にプロンプトと呼ばれており、
質問の内容をそのまま入力するだけでなく、
上記の情報を与えることでより精度の高い回答を得る可能性が高まります。
具体例としては以下の通りです。
ChatGPTをうまく活用する方法やアイデアの例
こちらの記事で様々なChatGPTを活用するシーンやアイデアをまとめています。
ChatGPTのアカウントはとりあえず作ったけど、
活用方法が分からない。どんな時に使えばいいか分からない等あまりイメージが沸かない方は、
是非こちらをアイデア集として参考にしてみてください。
ChatGPTを利用する際の注意点を最後にもう一度!
ChatGPTは、OpenAI社が開発した人工知能(AI)の一種であり、MicrosoftやElon Musk氏が巨額の投資をしていることで話題となっています。
ChatGPTは自然言語処理技術を用いて、人との対話を通じてコミュニケーションをすることができます。
英語での精度が高いため、英語での開発が主でありますが、
日本語での質問や会話にも対応しています。しかし、以下の前提知識を知っておく必要があります。
チャット形式のため前の会話の流れに続く会話が可能であり、
2021年以降の世界と出来事に関する限られた知識は無い(2021年までの情報から学習)。
誤った情報をそれっぽい言い回しで回答する場合があり、
回答の途中で止まってしまう場合やエラーも起きやすいです。
個人情報や機密情報を入力しないよう注意し、
政治や宗教に関する見解、ハッキング等悪意のあるものなど不適切な要求には回答できないこと。
私たちが今後ChatGPTや他のAIとの関わり方においても非常に重要なことではないでしょうか。。
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