chatGPT/AIWindows関連

Windows11でCopilot(AI機能搭載)をすぐ有効化する方法

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Javaエンジニア歴10年のinfoboxです。

2023年9月26日にリリースされたWindowsの最新アップデートでは150もの新機能が追加されました。

その中で最も気になったのが「Copilot(AIアシスタント機能)」!

この時点ではまだプレビュー版の更新ブログラムのため、手動で更新プログラムをインストールする必要がありましたが是非使ってみたいと思い試みました。

その際に対象の更新プログラムをインストールしてもすぐにCopilotが有効化されず苦戦したので、
スムーズに有効化させるための流れや前提条件について紹介していきます。

Copilot(AIアシスタント機能)を利用するための前提条件

・Microsoft アカウントを使用してWindowsにログインしていること
ソース:Windows での Copilot: データとプライバシー
その他の条件として「職場または学校アカウントで Windows にサインイン」の場合は組織からCopilotの機能提供される可能性がある。
少し細かいですがWindowsでCopilotを利用する際は Microsoft サービス契約に準拠していることが前提となります。
一番確認すべき点としてはローカルアカウントになっている場合、
「設定」画面を開くと画面左上に以下画像の通り「ローカルアカウント」と表示されます。
私はこのローカルアカウントのまま更新プログラム適用を行ったため沼にハマりました。
Windows_microsoft_localアカウント
これをMicrosoftアカウントへ切り替える場合は、
「設定 > アカウント > ユーザの情報 > Microsoftアカウントでのサインインに切り替える」をクリックしアカウントを切り替える必要があります。
Windows_microsoft_アカウント切り替え

画像は「ローカルアカウントでのサインイン・・」となっていますが既にMicrosoftアカウントでサインイン済のため

上記画像の左上の通りアカウントのメールアドレスが表示されていれば、
Microsoftアカウントでサインインした状態となります。

アカウント切り替え後はPCの再起動を実施してください。

2023/12/05追記情報

ローカル アカウントを使用して Windows にサインインするときに、Windows の Copilot に (プレビュー段階で) 10 回ヘルプを求めることができます。 その後、確認済みアカウントを使用してサインインする必要があります。 これには、Microsoft アカウント (MSA) と Azure Active Directory (Azure AD) が含まれます。 Azure AD の名前が Microsoft Entra ID に変更されることに注意してください。
引用:2023 年 12 月 4 日 — KB5032288 (OS ビルド 22621.2792 および 22631.2792) プレビュー

Windows11 22H2/23H2のプレビュー版更新プログラムKB5032288の内容からローカルアカウントでも10回まではCopilot in Windowsの利用が可能となっております。正し、その後はMicrosoftアカウントでのサインインが必要。

Windows Updateによる最新の更新プログラムを適用

2023年10月3日時点ではWindows11( OSバージョン22H2)でCopilotを利用するにはプレビュー版のみ配布されており、
更新プログラムKB5030310を適用することで利用可能となります。

①「設定 > Windows Update > 更新プログラムのチェック」
※「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」がオン状態(プレビュー版の場合のみ)

WindowsUpdate更新プログラムチェック

②KB5030310更新プログラムをインストール

Windows_update_KB5030310

③インストール完了後に再起動→バージョン確認(これは任意です)

Windows_ver_update後

Microsoft社は150もの新機能を今回の更新プログラムで提供!
だけあって再起動は結構時間かかりました。
インストール後のバージョンを確認すると22H2と変化はありませんでしたが、
OSビルドは22621.2361と上がっていることを確認。

タスクバーでCopilotアイコンが表示されていることを確認

Copilotアイコン(タスクバー)

KB5030310をインストールすることでCopilot機能を利用することができます。

アイコンをクリックするとデスクトップ画面の左側に下記のように画面が表示されます。
別の方法としてキーボードのショートキー「Win + C」で呼び出すことが可能。

windows11_copilot_aiアシスタント搭載

私が想像した流れではここまで記述した内容で有効化され利用できる想定でしたが・・・
実際の導入時は表示されず混乱しました。

ここまででCopilot(AI機能搭載)アイコンが表示されない!利用できない!方は後述の記事をご確認ください。

(2023年10月3日時点)最新の更新プログラム(KB5030310)をインストール後もCopilotアイコンが表示されず利用できない場合に考えられる原因は以下の3点です。
それぞれの確認方法について説明していきます。

  • タスクバーの設定でCopilot(プレビュー)アイコンの表示設定がオフ状態
  • 品質更新パッチ「KB5030509」がインストールされていない
  • 前提条件のWindows11端末でMicrosoftアカウントでサインインしていない
Microsoft Windows Copilot (AI機能搭載)の使い方を解説(機能一覧)
2023年9月26日よりWindows11の更新プログラム(プレビュー)を入れることで利用可能となった「Windows in Copilot」(AIアシスタント)。導入から基本的な使用方法/機能説明。チャット意外の機能一覧表。実際の使用例を含めて一連の流れを説明した記事となっています。

Windows11の更新プログラム(KB5030310)をインストール後もCopilotが使えない場合の対処法

プレビュー版のパッチ適用後もアイコンがタスクバーに表示されず利用できない場合、

Copilotアイコンをタスクバーに表示(有効化)する方法

「設定 > 個人用設定 > タスクバー > Copilot(プレビュー)」をオンに設定

windows11_copilot_タスクバー有効化

既にこの画面にアイコンが表示されていればKB5030509のインストール有無の確認は不要となり、オンにすれば即座にタスクバーにCopilotアイコンが表示されます。
私の場合は残念ながらこの時点で表示されておらず困惑しましたが、
後述のKB5030509をインストールすることで解決できました。

更新プログラムKB5030509パッチを適用

「設定 > Windows Update > 更新プログラムのチェック」をクリックしKB5030509パッチが表示されたらインストール―→再起動を行う。

再起動後は以下の様にタスクバーにアイコンが表示されたことを確認できると思います。
これでも表示されない方はタスクバーの設定がオンになっているか再度ご確認ください。
Copilotアイコン(タスクバー)
KB5030509は品質更新パッチはCopilotやその他新機能が含まれており(詳細についてはソースがありませんでした)、
通常であればKB5030310に累積プログラムとして含まれます。
私の場合は元々Windows11はローカルアカウントを利用しており、
そのままKB5030310をインストールしてしまったため適用後もアイコンが表示されない事象が起きたのではと推測しています。
ここまでで使える状態となりましたらWindows in Copilotの使い方やどんなことができるのかをまとめた記事がこちらになります。
Bing Chat(Chat-GPT4)は簡単なプログラミングコードであれば生成可能です。
以下の記事では電卓・タイマー・お絵描き・アニメーション(CSS)をhtml/css/javascriptを使って簡単なWebツールを作成してみました。

Windows11でCopilotを利用してみた感想

まず主要な機能として何ができるのか早速MicrosoftのCopilot発表記事の内容を要約してもらいました。

  1. Windows Copilot:Copilotは、タスクバーからアクセス可能で、あらゆるアプリケーションと共に表示できます。これにより、複雑な作業をより速く、簡単に完了できます。
  2. ペイント:背景除去やレイヤー機能が追加され、Cocreatorのプレビューが提供されています。
  3. フォト:新しいAI機能により、写真の編集が簡単になりました。また、OneDriveから写真を検索する機能も追加されました。
  4. Snipping Tool:画面上のコンテンツをキャプチャーする方法が増えました。
  5. Clipchamp:自動合成機能が追加され、動画の作成・編集が容易になりました。
  6. メモ帳:自動的にセッションの状態を保存し、ダイアログなしで終了できるようになりました。
  7. Outlook for Windows:複数のアカウントを一つのアプリから接続できるようになりました。
  8. エクスプローラ:再設計され、ファイルの最新状態に追随し、ファイルを開かなくてもコラボレーションできるようになりました。
  9. ナレーター:音声アクセスへの新しいテキストオーサリング体験とナチュラルボイスが強化されました。
  10. Windows Backup:新しいWindows 11 PCへの移行が容易になりました

windows11_copilotショートカットキー

元々Bingのチャット機能を利用していたためメインとなるチャット自体の利便性についてはそこまで差が無いと感じましたが、
現時点でも結構気に入っています!

Bingと違いWindowsのデスクトップ画面右側に固定された状態のため非常に呼び出しやすい!

ショートカット「Win + C」で呼び出し→閉じることもできるためいつでも収納することができるので便利です!

気になる点として「Win + D」でデスクトップ画面全体のウィンドウを閉じた場合もCopilotのチャット画面は表示されたままの状態でした。
すぐ閉じられるので問題ありませんがこれまでのWindowsの挙動からするとタスクマネージャーなども含め必ず閉じられていたので少し違和感があります。

とは言えこれでいつでもAIアシスタント機能搭載のチャットを呼び出せるので今後はどんどん活用していきたいですね。

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Microsoft社が提供しているCopilot(Bing Chat)ですが2024年に向けての計画発表があり、
今後の進化も見逃せません!
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コメント

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